『関数型プログラミングに目覚めた!(以下略)』を読んだ感想。
近所のBOOKOFFでたまたま目にしたので、「関数型プログラミングに興味があるし、適当に読んでみるか」的なノリで購入しました。
今更レビューかという感じもありますが、衝撃的な内容だったので、このブログに書き記しておきたいと思います。
関数型プログラミングに目覚めた!IQ145の女子高校生の先輩から受けた特訓5日間
- 作者: 岡部健
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2015/04/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
感想(あくまで私個人の独断と偏見による感想です)
率直に言うと、この本を自分から誰かに薦めようとは到底思えませんでした。
まず、この本はラノベ形式で書かれています。
作風は結城浩さんの著書、『数学ガール』シリーズに似ていなくもありません。
が、なんとも稚拙な表現で、特に面白くもない会話が延々と続く箇所があり、似ても似つかない作品となっています。
おかげさまでページ数は400ページほどあります。
400ページで1300円(+税)なので、ある意味お買い得なのかもしれませんね。
そして、この本はポエムです。
関数型プログラミング初学者の私が読んだのですが、困惑しかありませんでした(玄人の方なら内容を理解できるのかもしれません)
例をあげると、
『物質世界』密着型の命令型プログラミングの『手当たり次第の計算方法』では、コードにすべての『イデア』は表現できない
こんな感じです。
そもそもの話、関数型プログラミングの本でJavaScriptという言語を選択したのがミスだと思いますし、この一冊にNode.jsやImmutable.jsやReactなどを全て詰め込もうとしているのが無理難題に感じます。
そして、この本には中盤以降、頻繁に哲学や偉人の話がでてきます。
それはスピノザの話であったり、アラン・ケイの話であったりするのですが、Wikipediaで調べられるような内容ですし、目を瞑れないほど脱線します。
結局、肝心の関数型プログラミングの話はほとんどが『0から9までの数をすべて足すコードを書け』みたいな内容で終わってしまいます。
詳しいレビューなどについては、Amazonのレビュー欄にものっていますし、
にも書かれていますので、気になった方は参照してみてください。
もっと気になった方は著者のブログにも目を通してみてください。
それでも気になったなら購入しましょう(古本で)。
以上、最近読んでいた技術書(?)ラノベ(?)の感想でした。
それでは。